WebサイトのSEO状態を把握するために、有料の分析ツールを購入する必要はありません。Google検索そのものが、自社サイトに関するデータベースをすでに保持しています。
2分でできる3つの検索コマンドを実行するだけで、Googleがあなたのビジネスをどう評価・インデックスしているかが分かります。 過去の監査事例では、サイト所有者が200ページだと思っていたサイトで、実際には650ページもインデックスされていたケースもありました。
ツールに頼らず、今すぐ実行できる「簡易SEO監査」の3つのコマンドと修正SOPを解説します。
2分で完了するGoogle検索コマンド3選
"ドメイン名" (被リンク・サイテーション) ➔ ブランド名+都市名 (サイレントサイテーション) ➔ site:ドメイン名 (インデックス状態) ➔ 4ステップ修正SOP
1. "ドメイン名"(ダブルクォーテーションで囲む)
- 検索フォーマット:
"yourdomain.com"(※https://やwww.は除外) - 目的: 外部プロフィール、ポータルサイト、他サイトからのリンクや言及など、Googleのデータベース内に存在する自社アドレス入りの全ページを抽出します。
- 確認ポイント:
- 新規サイトの場合は何も表示されない(ファビコンすら出ない)こともありますが、問題ありません。
- 検索結果に「AI Overview(AIによる概要)」が表示された場合、それはGoogleが理解しているあなたのビジネス情報の集大成です。サイト本体が未インデックスでも、公式Facebookページをすでに把握しているケースもあります。
2. ブランド名 + 都市名(ローカルSEO・サイテーション確認)
- 検索フォーマット:
ブランド名 地域名(例:Apex Studio 東京) - 目的: ドメイン検索では拾えなかったYelp、エキテン、Googleビジネスプロフィール、掲示板(Redditや5ちゃんねる等)、未サイレント登録のポータルサイトを抽出します。
- 確認ポイント:
- ヒットした各ページを開き、現在稼働している正確なURL(
www.の有無やhttps設定が一致しているか)へリンクされているか確認します。リンクになっていない「単なるテキスト表記」は、Googleが評価を辿れません。 - 似たようなサイトが複数表示される場合は、過去のリブランディングやフランチャイズページの表記揺れによってGoogleが混乱しているサインです。
- ヒットした各ページを開き、現在稼働している正確なURL(
3. site:ドメイン名(インデックスヘルスの確認)
- 検索フォーマット:
site:yourdomain.com(※https://や末尾の斜線/は除外) - 目的: 「ツール」をクリックしてインデックス件数を確認します。Googleが現在保持しているおおよそのインデックスページ数が判明します。
- 確認ポイント:
- インデックスの肥大化: 実際のページ数が200なのに650件と出た場合、パラメータURLやページネーション、無駄なタグページが大量生成されている証拠です。
- コンテンツ不足の露呈: ある水道工事店のサイトは10ページしかインデックスされておらず、上位表示されている競合店は300ページ以上インデックスされていました。
- 不要ページの混入: 利用規約ページや重複したMeta説明文、本来インデックスさせるべきでない非公開ページが含まれていないかスクロールして確認します。
監査後に実施すべき4ステップの修正SOP
3つのコマンドで問題点を洗い出したら、以下の優先順位で修正を行います。
- 外部URLの統一: 全てのSNSプロフィールやポータルサイトのリンクを、現在稼働している正規のライブURLに統一する。
- 公式サイトからの逆リンク: 自社サイトから全ての公式SNSプロフィールへ相互リンクを貼る。
- SNS投稿へのリンク付与: 今後投稿するSNSコンテンツには、必ず自社サイトの関連ページへのリンクを含める。
- 不要インデックスの削除:
noindexタグの追加やGoogle Search Consoleの削除ツールを使い、インデックスされている不要・重複ページを削除する。
まとめ
Googleはすでにあなたのビジネスに関するカルテ(ファイル)を持っています。有料ツールを使わなくても、この3つの検索コマンドを実行するだけで技術的SEOの課題を浮き彫りにし、適切な対策を講じることができます。


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